ユメミル☆girl
「なぁ、聞いてほしい話があんねん。」
「何?」
「なんかまたされたんか?」
「そんなこととちゃうねん。私の今の噂な、ほんまやねん。私、ギャル誌でモデルしてんねん。」
「「……」」
「隠しててごめん!!怒ってる?」
「ううん。そんなことないよ。めっちゃすごいやん!!」
そう言って葉月は泣いてくれた。
「やるやん。さ、さすが俺のダチ。」
と優太は驚きを隠せない様子で言ってくれた。

私は撮影と学生としての生活をなんとかこなし、スキマ時間ができたときや、オフの日には、美容法を勉強した。それは、効果があれば、読者の人たちにもブログや雑誌で教えて、逆に読者からファンレターなどで教えてもらうこともでてきて、やっとモデルとして自覚も芽生え、撮影にもなれてきた。そして、楽しくなってきた―
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