ユメミル☆girl
迷える悠里ちゃんの巻き
自分の部屋で私はベッドに横になり、さっきもらった名刺とにらめっこしていた。
(これは現実?それとも騙されてる?なんかよくわかんないけど…気になる…)(そうや!お兄ちゃんに相談してみる!?でも、笑われちゃうかな…でも、まぁそんときはそんときってことで)
ちょうどお兄ちゃんが帰ってきた。私は相談することにした。
「お兄ちゃん、後で相談したいことがあるの。聞いてくれる?」
「わかった。後でお兄ちゃんの部屋に来い。」
「ありがとう。」―夕食後、お兄ちゃんの部屋に向かった。
「お兄ちゃんいる?」
「おぅ、入って来い。」
《ガチャッ》
「で、相談って何や?」
「あんな、私今日お兄ちゃんを大学の前で待ってたら、これもらってん。」と言ってさっきもらった名刺を渡すと、
「これって、有名ギャル誌の会社やんか!」
「なんで、お兄ちゃんがギャル誌の会社なんか知ってんの??」
「俺の女友達にそこでアルバイトしてるやつが一人いるから。」
「ふ〜ん、そうやったんや。」
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