超人気トップモデルができるまで【完】

表紙…表紙…


うれしくて、うれしくて。
編集長の言葉が頭から離れなかった。



撮影していたスタジオを出て、駅へと向かう。

歩いているときも、嬉しさでニヤニヤが止まらなかった。



パッパー!

わ…ビックリしたぁ…


歩いていると、後ろの車からクラクションを鳴らされた。

驚いて音が鳴った方へと振り向くと、見慣れたシルバーの車が止まっていた。


マネージャーだ!


マネージャーの車だとすぐに判断したあたしは、さっきの表紙の話をしたくて、車の方へと走っていった。


「マネージャー!」

案の定、その車にはマネージャーが乗っていた。
< 103 / 152 >

この作品をシェア

pagetop