超人気トップモデルができるまで【完】
表紙…表紙…
うれしくて、うれしくて。
編集長の言葉が頭から離れなかった。
撮影していたスタジオを出て、駅へと向かう。
歩いているときも、嬉しさでニヤニヤが止まらなかった。
パッパー!
わ…ビックリしたぁ…
歩いていると、後ろの車からクラクションを鳴らされた。
驚いて音が鳴った方へと振り向くと、見慣れたシルバーの車が止まっていた。
マネージャーだ!
マネージャーの車だとすぐに判断したあたしは、さっきの表紙の話をしたくて、車の方へと走っていった。
「マネージャー!」
案の定、その車にはマネージャーが乗っていた。