超人気トップモデルができるまで【完】
―表紙撮影当日。
「美鈴ちゃん!」
「編集長!」
イスにちぢこまっていると、緊張しているあたしを見かねて、編集長が来てくれた。
「緊張してるわね。ガチガチよ?」
編集長は、元モデルとかでとても綺麗な人。
きっと、表紙撮影を見に来たのだろう。
「はい…撮影は楽しみだし、うれしいんですけど…」
すると、編集長はあたしの前にしゃがんだ。
「私は美鈴ちゃんだから表紙を任したのよ?自信を持ちなさい。楽しめば大丈夫!」
編集長…
「じゃあ、がんばってきなさい!」
編集長は笑顔であたしを送り出してくれた。