超人気トップモデルができるまで【完】
―カシャッカシャ
「はーい。美鈴ちゃんお疲れ様でーす!」
「お疲れ様です!」
「大分モデルらしくなってきたね〜」
「本当ですか!?」
えへへっうれしいな〜!
カメラマンさんの誉められて、ウキウキと帰る支度を済ませ、スタジオから出た。
すると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「美鈴ちゃん最近すごいわね」
「ああ、そういえばあいつは泉が目標らしいぞ」
「あら、そうなの?私も頑張らなきゃ」
マネージャーと…泉さん…?
すごく仲がよさそうに話すふたり。
「…今日、私たちの記念日だって覚えてる?」
「ああ…覚えてるよ」
…"キネンビ"?
「別れていなければ…ね」
「…仕方ないよ。あの時はそうするしかなかった」
「そうね。もう、別れてから結構たつのね…」
―ドクン