超人気トップモデルができるまで【完】
「井上美鈴さーん!スタンバイお願いします!」
スタッフさんの呼びかけで、また一気に緊張が高まる。
「呼ばれてるな。行ってこい!」
「マネージャー…」
「ん?」
「もしあたしがトップモデルになったら…いつかマネージャーの彼女にしてください!!」
ニコッと微笑んで、ステージへ向かう。
言っちゃった…
言い逃げってやつだよね、これ。
「美鈴さん、入ってください」
"大丈夫"
「はい」
マネージャー、あたしをモデルの世界へ連れてきてくれてありがとう…
―カツン
足を踏み入れる。
同時に、歓声がわいた。
ワアアアァァァァアア!!!!
―………