超人気トップモデルができるまで【完】
初めは、みんなあたしと仲良くしてくれていた。
「美鈴ってほんとかわいいよね!」
「モテるでしょ〜?」
「あたしが男だったら絶対惚れてるよ〜」
「あの1年かわいくね?」「名前何て言うの?」
女子からも男子からも。
先輩からも同学年からも。
みんなが話しかけてくれた。
「仲良くしてね」
そう言ってくれてたのに。
優しかったみんなの態度が一変したのは、中一の終わりだった。
もともと、あたしのことを嫌いな子がいるのは知っていた。
でも、小数だったし、そんなことは小学校のころからあったから、慣れっこだった。