超人気トップモデルができるまで【完】

そんな時。
―ピロロロリンッ♪

あたしの気分とは逆に、愉快に携帯が鳴った。


…メール?

「受信完了」と画面に示された携帯を開く。

"マネージャー"


…マネージャー!?
なんで!?
さっきのこと…怒ってるのかな…


恐る恐るメールを開く。

"「お前は、何でモデルになったんだ?」"



なんで…モデルに…?
そんなの…マネージャーが…



ちがう。
ちがう…
あたしが決めたこと。

周りが認めてくれない
それが、なんなんだろう。
あたしは…あたしらしく居るために。
あたしをすきになるために。
あたしに誇りが持てるようになるために。


周りにじゃない。
あたしかあたしを認めるためでしょう?あたし…
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