超人気トップモデルができるまで【完】
高校生になって、やっとあの地獄から抜け出せたかと思うと、ほっとした。
でも、またあんなことをされるのがこわくてたまらなかった。
もう、あんな思いはしたくない。
だからあたしは決めたの。
誰からも愛されるようになれないのだったら、誰からも気付かれないようになろうって。
空気のように。
木のように。
存在感のうすい人になろう。
きっと、それが1番いい。
もう二度、あんな思いはしたくない。