超人気トップモデルができるまで【完】

ドアが閉まると、部屋のピリピリした空気が緩んだ。

あたしはどんな反応をすれば良いのか分からず、とりあえず荷物をまとめようとする。


その時、他の人達の話し声が聞こえた。

「あーあ、落ちちゃった」
「まぁ落ちたのは認めるけどさ、何であの子なの?」
「まだ無名の子じゃない?」
「なんか悔しい」




あ…
また嫌な記憶が蘇る。
いじめられた記憶。

やだ…泣きそう…


でも…
マネージャーが言ってくれた。


"「お前は何も悪くない」"


って。
< 65 / 152 >

この作品をシェア

pagetop