続・幸せの契約
かけた先は
俺のこの世で何よりも大切で愛する人


「…もしもし♪」


鈴のように愛らしくて
明るい声が俺の心を和ませる


「私です。
今仕事が終わりました。これから帰宅しますが、何か足りないもの等はありますか?」



『大和さん!
お疲れ様です。
足りないものは…あ、悠大(ゆうだい)のベビードリンクがもうちょっと欲しいかな…。』



控えめに言う彼女の姿が目に浮かんで
口許が緩んでしまった


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