続・幸せの契約
ドアを開けると
一番に目に飛び込んできたのは

すべてを見下ろすかのような展望の大きな窓

夕日に照らされてオレンジ色に染まる大都会を独り占めした気分



そして
センス良く
大きな木製のディスク

ソファとテーブル
が置いてある



窓に駆け寄り
景色に夢中になる私


その横で大和さんが微笑んだ


「この景色を鈴さんにも見ていただきたくて、会社までお呼びしました。」


「すごい…綺麗です…。」


一枚の風景画を見ているように

何かが込み上げて
感動してしまう


「気に入っていただけてよかったです。
ここからの景色は、私が好きな物の1つなので…。」


スッと大和さんが私の隣に立った


ほのかに香るコロン
収まっていた
ドキドキがまた加速する
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