続・幸せの契約
飛行機から降りると
太陽がギラギラ輝く快晴
白く輝く真っ青な水平線が私を出迎えた


まるで
絵はがきみたい


言葉を失う私
温かい風に潮の香りが舞う

「すご…い。」


その時



「南の島の日射しは日本の数倍です。
お肌が痛んでしまいます。」


いつの間にか私服に着替えた大和さんが

スッと私の上に日傘をさしてくれた


「あありがとうございます。」


見上げる大和さんの横顔
形のいい唇がゆっくり弧を描く

「You're welcome。」

悪戯に返事を返す大和さん

でも凄くカッコいい

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