続・幸せの契約
そっと
大和さんの指が触れた


ビクッ
身体が大きく震える



「ダメぇ…。」

泣きながら訴える私を無視して

大和さんは烙印一つ一つに優しくキスをしていく



まるで
烙印を消し去るかのように

優しい熱が背中から私を包む


やっと仰向けにされて大和さんと向き合うと切なそうに彼が微笑んだ


「はぁ…はぁ…。」

涙で濡れた頬
上がる吐息


「綺麗だよ…鈴。」



そして
激しいキスが唇を奪う


「んっ…ふぅっ…」


必死でキスを受け止めて
唇が離れる頃には

頭が痺れて何も考えられなかった



ただ
もっと大和さんを感じていたい


そう思った

< 68 / 223 >

この作品をシェア

pagetop