続・幸せの契約
コンコン!!
コンコンコン!
真夜中
激しくノックする音で目が覚めた
「ん…
なに…?」
起き上がろうとした私の体を大和さんがシーツの中に引き戻す
「いいから。私が出ます。」
代わりに大和さんが起き上がった
「なんだ?」
「大和様。鈴様。大変でございます!」
慌てた声
「どうしたんだ?」
大和さんがドアを開けた
大和さんの秘書兼執事の安部さんが立っていた
その顔は
混乱と緊張に満ちていた
「会長が…
旦那様が…倒れられました!」
その声に
思わずベッドから飛び起きた
「親父が!?
…わかった。
すぐに本家に行く。」
大和さんは素早く身支度を整える
「大和さん、私も行きます!」
一気に顔色が変わった大和さんに駆け寄った
「ダメです。
夜も遅いし、鈴さんはここにいてください。」
「嫌です!!」
思わず声を張り上げてしまう
「蔵之助さんは私の、私の両親にとっても、大切な人なんです!」
私の恩人
生まれてこれたのは…
今の生活があるのは
全部
蔵之助さんのおかげ
「私も連れていってください!」
必死になって大和さんに訴える
「わかりました。
行きましょう!」
やっと折れた大和さん
私たちは
萩乃宮本家へと向かった
コンコンコン!
真夜中
激しくノックする音で目が覚めた
「ん…
なに…?」
起き上がろうとした私の体を大和さんがシーツの中に引き戻す
「いいから。私が出ます。」
代わりに大和さんが起き上がった
「なんだ?」
「大和様。鈴様。大変でございます!」
慌てた声
「どうしたんだ?」
大和さんがドアを開けた
大和さんの秘書兼執事の安部さんが立っていた
その顔は
混乱と緊張に満ちていた
「会長が…
旦那様が…倒れられました!」
その声に
思わずベッドから飛び起きた
「親父が!?
…わかった。
すぐに本家に行く。」
大和さんは素早く身支度を整える
「大和さん、私も行きます!」
一気に顔色が変わった大和さんに駆け寄った
「ダメです。
夜も遅いし、鈴さんはここにいてください。」
「嫌です!!」
思わず声を張り上げてしまう
「蔵之助さんは私の、私の両親にとっても、大切な人なんです!」
私の恩人
生まれてこれたのは…
今の生活があるのは
全部
蔵之助さんのおかげ
「私も連れていってください!」
必死になって大和さんに訴える
「わかりました。
行きましょう!」
やっと折れた大和さん
私たちは
萩乃宮本家へと向かった