続・幸せの契約
「お待ちして降りました。大和様。」


出迎えてくれた芳賀さんの顔にはいつもの余裕や奥ゆかしさは無く

深刻な顔をしていた


「芳賀さん、親父の容態は?」

「現在は小康状態です。
しかし、油断はできません。」


キッ…


と大和さんが緊張したのがわかった


大和さんだけじゃない
この豪邸の使用人
空気までもが

ピリピリと緊張の糸を張り詰めていた




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