年上カノジョに蜜な罠
「えっ本当?」
目を大きくしてパチパチさせる。
じゃあじゃあ!!
「変わりに私は凜久にタオルをプレゼントするッ」
もう色あせちゃってるから…
僕のタオルをどこか寂しげに見つめる。
「本当?嬉しい。でもこのタオルも大事に使うよ?そのかさみたいにね」
瑠璃からもらったお気に入りのタオル。大事に使うから。
さすがに穴が空いちゃう位は無理だろうけど。
そう一言、付け加えると
「ふふっありがとう」
首を傾げて照れたようにふんわり笑った。