年上カノジョに蜜な罠
「…あの、一緒にお昼…ダメですか?」
お昼の時間、ヨウと一緒に教室から出る時。
教室のドアからひょいっと顔を覗かせる彼女。
その手には可愛い手提げ袋が握られていた。
「…おい、どうする?」
隣で困った顔をして眉を下げるヨウ。
「…いいよ。でも、今日だけね?」
ありがとうごさいますッ!凜久センパイ!
これ以上ないって位隣にひっついて歩く瑠奈ちゃん。
さり気なくヨウの右側に移動するも、
「あっなんで逃げるんですか?」
ちょこちょこ付いてくる。
…はぁぁぁっ。
なんなのこの子。性格が変わったような気がするのは…僕だけ?