年上カノジョに蜜な罠
「脚、かぁ……」
制服を脱いだ後、どの部屋着を着るのか正直悩む。
「もう…あおいがあんな事言うから…」
"誘惑"なんて、そんなの出来ないよ……と思いつつ私が手に取ったのは少し短めのパンツ。
丈はそんなに短くないからこれくらいならいいかな。
そう思ってそのパンツに脚を通した。
「…これでよし。」
変じゃないよね?
部屋に置いてある大きめの鏡の前で最終チェック。
私が凜久の家に遊びに行くことはいっぱいあるんだけど、その逆は少ない。
だから、凜久が家に来る度にドキドキしちゃうんだ。
コンビニで買ったお菓子をテーブルに置いて、部屋に掛けてある時計を気にしながら、凜久が来るのを待った。