年上カノジョに蜜な罠
今ってこんなにいろんな柄で可愛いタオルがあるんだぁ。
ふぅ~ん。
と、関心そうにタオルを手に取って広げる。
「いいの、あった?」
ウンウン唸っている私の隣からあおいの声。
あの星柄のタオル実は服屋さんで買ったんだ。
「もしかしたら、違う柄とか色違いがあるかも」
なかなかピンと来るものが見つからなくて、あおいに話した。
やっぱ凜久には喜んで欲しいんだもん。
あのタオルを買ったお店で買いたい…っ。
「じゃ、そこ行こっか?」
――…え、一緒に行ってくれるの?
キラキラと目を輝かせて、期待の眼差しであおいの顔を見る。
「じゃあさ、」
キラン、とあおいの瞳が怪しい光を放つ。