年上カノジョに蜜な罠
* * * * *
「…おいしい……」
僕は受験勉強、瑠璃は冬休みの宿題。
その合間に飲む、僕が作ったカフェオレ。
それを全部飲んだ後、眠くなってしまったのかコクコクと頭を揺らしている。
「僕のベッド使って良いよ?」
う、ん――……
目をこすりながら、ベッドに横になる瑠璃。
こんな簡単に騙されちゃうようじゃ瑠璃はまだまだ。
「キスしちゃうよ?」
* * * * *
「そういえば、さぁ…」
あの消しゴム、なんて書いてあったの―――…?
「秘密だよ…ッ」
消しゴムに刻まれた名前はお互いを想う証――…
*End*