年上カノジョに蜜な罠
「付いてるよ」
人差し指を瑠璃のほっぺの上で滑らせる。
「…んっ」
くすぐったそうに一瞬目をつぶった後、
「ありがとっ」
またそんな笑顔で僕を見つめる。
…照れちゃうよ。
「明日はさ…」
…ん?
俯く瑠璃の頬がほんのり赤く染まっている。
「…あ、明日は夏休み最後の日だね」
毎日のように瑠璃と一緒にいた長い長い夏休みはもうすぐ終わりを迎える。
そんな日に一緒にいたいのは…
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