hands
―追想―

小学六年生

いつから私が彼を好きか…
それは小学六年生の時。


好きになるきっかけなんてどこにでもあるんだと知った。


一回その人の存在を見つけると、

気になってしまう。


何かする仕草、友達と話しているときの笑顔。

声…笑顔、全て…


自分だけに向けられる笑顔が欲しいと思ってしまう。
欲張りになってしまう…
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