季刊『お屋敷ハンター』
「キミからそんなただの人みたいな発言は欲しくないのよ。自分がなんのために来たのか覚えてるでしょ? どぉどぉ? 危険なエネルギーとか感じない?」

いやだからさ、ミヨちゃん。それ、オレじゃーダメなんだってば。


「別に何も感じられるものはないですねい」

と、本当のところを言ってあげると、浮かれ度が上がった。そんな笑顔は急に若く、ある意味怖くてオレだって怯む。


「ひょー、アタリかな、今度こそ。ちょっと場所としては不便だけど、タイプとしてはタイプかも」

「アタリってなに。ハズレとかもあるわけ。て言うか、ミヨさん経緯と事件の記事書いてるんだから、なけりゃハズレなんじゃないの?」
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