【企】ウィニングボールを君に
第4球 虹の向こう側
※アキ目線
肩が、息で大きく弾んでいる。
前もこんな場面があった気がする、と俺は考えた。
あ、そうだ。
あの大会のときだったかもしれない。
…雨はきらい。
ボールはすべるし、前が見えづらいから。
でも、今日は投げなきゃいけない。他の誰でもない、この、俺が。
みんな、俺を信じてくれている。
監督も先輩も、きっとリカだって。
肩が、息で大きく弾んでいる。
前もこんな場面があった気がする、と俺は考えた。
あ、そうだ。
あの大会のときだったかもしれない。
…雨はきらい。
ボールはすべるし、前が見えづらいから。
でも、今日は投げなきゃいけない。他の誰でもない、この、俺が。
みんな、俺を信じてくれている。
監督も先輩も、きっとリカだって。