この世で一番大切な人へ~モデル~


「うん。夕奈昔からオレのこと起こすとき絶対に『シーンちゃーん。朝だよー!早く起きないとゆーなが朝ごはん食べちゃうゾ~~!』って言うんだよ。」


「ああ。私無意識に言ってた。」

「毎日の日課みたいなものだったからな。」


「うん。だってシンちゃん全然起きないんだもん。」


「オレは朝が弱いんです!」


「たしかにぃー……………ああ!!学校!今日は大地も朝一緒に行くって言ってた!」


「まじで!?兄貴も?」


「うん。」


「やっべー急がねーと殺される。急いで支度するから先に下行ってて!」


「分かった!」


そして数分後…


「夕奈、兄貴わりー。」


「おっせーぞ。シン。どんだけ待たせれば気がすむんじゃボケー」

やっばっ大地まじギレ?
ここはやっぱり私でしょ♪


「大地ぃもういいじゃん。シンちゃんが謝ってくれたんだし。かわいそうだなあ」


「…かっかわいい。」ボソッ


「えっ?」


「いや何でもないよ。夕奈。そうだよな、シンがかわいそうだよな。俺何してたんだろうな。悪かったなシン。」


「いっいや。別にオレは。」


「シンちゃんを許してくれてありがとう♪大地★」

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