この世で一番大切な人へ~モデル~
4章 突然のスカウト!?
「よしっ!行くぞ!」
「うん!!」
学校に着くと…
「「「キャーーーーーー」」」
何ッ!?朝から!
「おい。兄貴まただぞ。」
「シン。お前もな。」
「何の話し?」
「ああ。オレらのファンの話し。」
「ファン!?」
何それー
「この学校…いやこのあたり周辺にはオレら3兄弟のファンがいっぱいいるんだよ。」
「だからオレら町歩くだけで頭が痛くなるぐらいキャーキャー言われてうぜえんだよ…」
「すっすご…」
「いや。でも夕奈の方がすげーぞ」
「えっ!?何で?」
「お前…どんだけ鈍感なんだよ。」
「何が?」
私は頭の中が?でいっぱいになった。
「「夕奈めっちゃモテるぞ。」」
「えっ!?私が?そんなバカな」
「あの~…」
「はい?」
「あっあなた方ではなくて…そこのあなた!」
そこのあなた…って私!?
「私ですか…?」
「そう!あなたよ。あなたファッションモデルに興味ありますか?」
「ふ…ふぁっしょんもでる!?」
「はい!そうです。あっ申し送れました。わたくしこういう者です。」
差し出された名刺をもらってみた。
「…伊藤芸能プロダクション…井上美加…さん?」