この世で一番大切な人へ~モデル~
ってかブリッコ女の相手してたら終わっちまったじゃねえか。
あっ相川夕奈は…
「いない…。」
あのブリッコ女あ絶対ドラマが始まったら出番無くしてやる。
「る~い♪」
「冬真…。」
「類どうしたんだ?」
こいつ俺の気もしらないで。
「お前相川夕奈に近づきすぎだ!!」
「えぇ。いいじゃんよー。」
「たくっ」
「あっ夕奈ねえ超いい子だよ!」
ゆっうなだとお!!!!!!!!!!!!
「冬真…。お前何呼び捨てにしてんだよ!」
「そんな事気にすんなって。」
「てんめえ。」
「類っ!!仕事だ。行くぞっ」
「げっ!酒井さんっ」
「早く行くぞっ類!!」
「ああ。酒井さんっ★」
「おう。冬真じゃねえか。相変わらずいい顔してんなあ♪」
酒井さんとは俺のマネージャー。自分の奥さんと子ども、それに…なぜか冬真ひいきなんだよな。俺かわいそう。
そんなことより仕事だ!!
「酒井さんっ今日の仕事って?」
「今日は映画の試写会だ。」
「えっマジでっ!?何の映画?」
「うーん…確か、『海空』だったかな。最近流行りの携帯小説が映画化されたってやつ!」
「マジで!?俺めっちゃみたかったんだよねえ。」
あれめっちゃいい小説らしいし。あっそういえば作者の名字相川だった気が…まさかあの子の血縁者とか?