この世で一番大切な人へ~モデル~


それはないよなあ!


「あっそういえばその小説書いた人あの相川夕奈の母親で元女優の相川結衣さんらしいぞ!」


「マジかよッ!」


「良かったねえ♪類ちゃん!」


「うっせー。冬真!あとちゃんづけすんじゃねえよ!」


「酒井さ~ん。類が怒った~」


「る~い~!冬真がかわいそうだろっ」


またひいきかよ!


「すんません。それより仕事行きましょう!」


「そうだったな。じゃっ冬真!またな♪」


「は~い♪」


「おら。類!!とっとと歩きやがれ」


「はい。」


扱いひどすぎだろ!


ー試写会の会場ー


「おい。着いたぞ!」


「はい。」


うわあ。色んな人がいる。あっあの人【blue sky】の社長だっ!!あっちは超有名なパリコレモデル!!やっべーなこの試写会。


ー映画終了ー


やっぱいいな。『海空』は。最後の場面なんてもう大号泣だろ。


「類。いつまで泣いてんだ?」


「すんません。」


「あっ明日だが、雑誌の撮影で相川夕奈と撮るからな!!お前好きなんだろ?♪」


マジかよッ!やったー…って


「何で知ってるんですか!?」


俺があの子を好きってこと。


「まあな!じゃあ明日なっ!!」


「マジでか…。よっしゃー」


ー次の日ー


「行くぞ!!類。」


「はい!!」


めっちゃ気合い入るぜ!


ースタジオー


「おはようございます。辻宮類です。よろしくお願いします!」


「類くん!今日もよろしくね!」
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