この世で一番大切な人へ~モデル~
新一side
俺の名前は二宮新一。普通の高校生。
俺の彼女は最近モデルの仕事をやりだした。
かなり売れてるらしくて仕事ばかり…
まあ夕奈が楽しいならそれでいいと思う…それでいいと…
「ハァー。」
ピピピピピッピピピピピッ
夕奈!
「はい!」
「あっ私。城ヶ崎だけど…」
城ヶ崎か…
「あっうん。どうした?」
「借りてたDVD返すの忘れてて。今から時間ある?」
ちょうどコンビニ行きたかったし。いっか…
「ああ。俺コンビニ行きたいから俺の家のすぐ近くのコンビニでいいか?」
「うん。じゃあ今から行く!」
ピッ
「ふぅー。行くか。」
何故俺はこの時、この時間に会ったんだろう…
この決断をしなければ運命は変わっていたのか?
…この時の俺はこれからの辛い運命をまだ知らずにいた。
ーコンビニー
「早く着いたみたいだな。」
本でも読むか。
パラパラパラ
「二宮くん!!」
「そんなに走ってこなくて良かったのに。」
「だって二宮くんを長い時間待たせる訳にはいかないよ!その…モテるから」
よく意味が分からなかったがとにかく走ってきてくれたんだ
「サンキュ」
「!?///うっうん。あっそれよりもDVD。ありがとう。すごく面白かった!」
一瞬城ヶ崎の顔が赤くなったのは気のせいか…
「そうか。それよりごめんな。わざわざこんな所まで来てもらって。」