この世で一番大切な人へ~モデル~
そこには夕奈と…辻宮類とかいうモデルが恋人のように写っていた…
雑誌の表紙だからって何でこんなにくっつく必要があるんだよ!
俺はだんだんこの辻宮類と…夕奈に腹が立ってきた。
どうしてこの時こんなことで腹を立ててしまったんだろう。
もしも腹を立てていなかったらあんな事にはならなかった…
「あっシン…悪ぃ」
「いや、別に…」
やっべ、イライラしてきた。
「俺、帰るわ…」
「お、おう。また…な」
「…おう」
そこからどうやって帰ったかなんて覚えてない…
ー家ー
俺は家に着いてすぐに自分のベッドに倒れこんだ。
「…何なんだよ。」
ピンポーン
誰だよ…まっどうでもいいか。
コンコン
「…はい」
ったく誰だよ
「シンちゃん、入るね。」
えっ!?夕奈?何で今なんだよ。絶対夕奈にあたっちまう…
ガチャ
「シンちゃん、話しがあるの…」
何だよ別れ話かよ。イライラする
「…え……れよ」
「えっ?」
「帰れよ!!!!」
「シ…ンちゃん?」
「…。」
勢いであたっちまった…。
「…なッ…んでッ…ヒック…私、クッなんかッした?」
泣かせちまった…か。情けねぇな…自分。
「夕奈「何で…この間城ヶ崎さんと歩いてたの?」
俺の声を遮って夕奈が言った。城ヶ崎?いつだ…あっ!コンビニに行った時か!!