17才
中学の時からの友達、リュウヤも同じだったみたいで。
気がついたら、2人でカオルの机の前に立っていた。
「あ、あたしチヒロ!!よろしく」
「リュウヤ。よろしく」
「……」
無視…ですか。
握手しようと2人で手出してんのに見ようともしねぇ。
見た目、勉強出来ます風の爽やか少年、リュウヤまで目が笑ってないんだから、男っ気たっぷりのあたしはもっとヒドい顔をしてると思う。
それでも、何故か諦めようとはしなかった。