17才



会いたい。

カオルと、会って話がしたい。






カーテンから光がもれる。

いつの間にか太陽が上り始めていた。





“チヒロはチヒロらしく、自分の気持ちに正直になったらいいのっ”



ミチが言った言葉があたしの背中を押してくれる。



これがあたしらしさ…なのかはわからないけど

この気持ちをカオルに言いたい。



思いっきり走ってみてもいいかな




ぼやけた視界を拭い

あたしは部屋を飛び出した。







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