17才



それでもきっと、生きていく限り必死に走ってるんだと思う。


8年後

またこんな風に、ミチとあの頃は必死だったね~って話してると思うから。








結構アットホームな式で、みんながワイワイ騒いでいる間に
あたしとミチは主役の2人に挨拶をしに行くことにした。



「おめでとうございます~」

「あっ、ありがとうございますっ!」


初対面のミチとミユちゃんはずっと頭をペコペコ。

変な儀式みたいで思わず笑ってしまった。



「ミユちゃん、本当綺麗っ!リュウヤやめてあたしの所に嫁にこない?」


「なに口説いてんだよっ」

「なに馬鹿なこと言ってんのっ」


あたしの冗談に、リュウヤとミチのパンチが左右から飛んでくる。




こうしてると、高校時代に戻ったみたいで

何だか懐かしかった。






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