切な連鎖ーセツナイレンサー




(はぁぁぁ?今何と?
何と言ったのこのお方は?)


「ど、どういうこと?」


「だから、
お前のこと好きだったの。
中澤が付き合ってる頃から。
だから俺クラス回ってネタとか
見してんだぜぇ?笑い
少しでもハルの目に俺が
入るようにさぁ〜♪」


「そうだったんだ・・・。
なんかびっくりしちゃった。」

「ハルが落ちてる時、
俺が元気出してあげようと
思ったけど俺より先によぉ、
ハルの横には翔さんいたから、
なかなか近寄れなくてさ。
まぁ今は2人きりだけど、」


「翔ちゃん、かぁ・・・、」


(確かに翔ちゃんはアタシの
傍にいてくれてたよなぁ、
翔ちゃん優しかったな・・・。)


「ハル、翔さん好き?」


「え?
あぁ、まぁ、嫌いじゃないよ。
確かに考えてみればね、
翔ちゃんはいつも横で元気
出させてくれてたし、
ちょっとくらい翔ちゃんのこと、
好きになりかけそうにね、
なったこともあったけど、
元はといえば中澤は、
翔ちゃんに対するアタシの
接し方が原因で傷ついた訳だし、
だから好きになっちゃだめ!
てなんか思うんだよねすごい。
だから好きじゃないよ!
少なくとも大事な人では
あるけどね、翔ちゃんは・・・。」

「そっか!ならよかった。」
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