切な連鎖ーセツナイレンサー
「どういうこと?」
「俺、まだハルのこと好きだ。」
「え?・・・。」
「ごめん、
俺が好きなんていったら
ハルはまたたくさん色々
悩むかなと思ったから、
なかなか言えなかったけど、
やっぱり我慢できないんだよ。
俺、ハルが好き。」
「小宮山、」
小宮山はアタシを抱きしめた。
「こんな一緒に笑えて
楽しくいれるやつハル意外に
いないんだよまじで。
俺いつもはへらへらしてるけど、
大事なものはちゃんと、
自分で守りたいって思うんだよ。
今誰のものにもなってないハルを、
今俺のものにして、
大事にしてやりたいんだよ。
中澤の時の分まで、
今まで傷ついた時の分まで、
俺が幸せにするから。」
小宮山は泣きながらそう言った。