切な連鎖ーセツナイレンサー
▽自分なりの答え
「こーみーやま?
今日一緒に帰れる?」
「おぅ、いいよ、」
あれからちょうど一週間。
今日も部活がないから、
学校帰りに小宮山の家へ向かった。
「ちゃんと返事考えたよ。」
「まった!!!
まったまったまった!
お願いまだ言わないでほんと。」
「はは、小宮山うける♪」
「まず、家ついてからにしよか?」
そのまま、
小宮山の部屋にあがった。
「ふー・・・・・。よし、準備いいよ。」
「小宮山、アタシ小宮山に賭ける!」
「え?、」
「だから、小宮山のこと、
好きになってみるよアタシ。」
「ほんと・・・に?」
「アタシの気持ちまだ今
ほんとに中途半端かもしんない。
でもこのまま小宮山の気持ち断って、
また中澤なこと翔ちゃんの事
色々考えるの嫌なのアタシ。」
「ハル・・・。」
この前よりも強く、
小宮山に抱き寄せられた。
「俺が忘れさせるよ、だから信じて?
俺のことしか考えられないくらい、
俺のことでいっぱいにしてやるよ。
ハルが落ち込んだ時は、
俺が何回でも笑わせてやるよ。」
アタシも抱きしめ返した。
なんでアタシの周りには、
こんなに優しいことを言って
くれる人がいるのかな?、
アタシは涙が出そうになった。