切な連鎖ーセツナイレンサー
久しぶりの恋?
よく晴れた朝。
春なのに汗が出るほどの気温。
アタシはいつも通り真呼の家に向かった。
アタシの家から真呼の家まで、
歩いて15分程かかる距離。
真呼はいつも通り少し遅れて出てきた。
「ごめんねハル〜、おはよ!」
真呼は眠そうな声で言った。
真呼といつもの道をいつも通り歩く。
時々吹く風が心地いい。
「ねぇ、ハル?ウチ気になる人できた♪」
真呼が唐突に言った。
「まぢで?誰誰誰〜!?」
「同じクラスなんだけど、
学級委員やってんだ〜!」
真呼はウキウキして話す。
「へ〜!すごいね、で?どんな人なの?」
「若田一輝、みんなは
わかって呼んでんだ〜。」
「へ?普通に知らない誰それ〜
見たことも聞いたこともないし。」
「はぁ?ハル〜、知っとけだし!」
アタシは本気で誰なのかわからなかった。
笑い