切な連鎖ーセツナイレンサー
「あっ、小野やんっ、よ!」
「よ!どーしたんだよ翔ちゃん、
塚お前らなかいーな★⌒」
「は?うっせーな、仲よかねーし。」
小野佑一
オノユウイチ
元小が同じで、
出席番号順の時あたしの
後ろの席にいる奴。
翔ちゃんとは仲がいい。
「岡、お前何か言ったの?」
「あたしが羨ましいんじゃなーい?
のろけ話してたら怒っちゃってさ。」
「はは、そんだけで!?
翔ちゃんさぁ、心はもっと
BIGにもたなきゃだめだよ?うん。」
「佑一には関係ねーだろ!」
キーンコーンカーンコーン・・・。
「ほら、さっさとお前等席つけ。」
『ぐふふふふー。』
あたしと小野は2人そろって笑った。
あたしは席についた。
先生がくるまでの間、
しばらく後ろを向き
口パクでずっと
「ひ・が・み」
と言って翔ちゃんをからかった。