切な連鎖ーセツナイレンサー
だるいだるい数学の授業が終わった。
休み時間、アタシは恒例の
翔ちゃんと奈乃香と3人で話していた。
「おぃ、ハルちょっといぃ?」
中澤が笑顔で登場した。
「うん♪」
アタシと中澤は図書室に向かった。
アタシは小さい時から本の匂いが好きだ。
翔ちゃんの影響もあって、
最近本をよく読むようになった。
中澤は図書室のソファーに座った。
「ねぇねぇ?中澤!
あの本ね、面白いんだよ〜?
翔ちゃんが言ってたからアタシも
読み始めたんだけどね、
以外と思ったよりよかったんだ〜。」
そう言って本を取ろうと
手をのばした時、
「ガシ」
「ドサ、、」
中澤に手を捕まれて
ソファーの上に無理矢理座らされた。
「中、、澤、、?」
アタシはびっくりして目を丸くした。