切な連鎖ーセツナイレンサー
「あ、あー・・・あれね?
まぁ・・・色々あったんだよ、うん。
そんな、大したことじゃないから!」

(翔ちゃんに言えるわけない!絶対に。
うん、無理無理無理!!
翔ちゃん優しいから、
こんな事聞いたらきっと自分の
せいとか思っちゃうよ〜。)


「教えてくれないなら、
俺もいるかいないか教えないもーん。」


(なぬっ!?)


(いや、でも言うわけにはいかない。)


「ハル〜!部活いこ〜。」


「あっ!真呼〜、遅かったね。」

「ごめーーん!」


「翔ちゃん、アタシ行くね?
あー、ていうかメール面倒くさいから
アタシ電話するよ!えーっと、
あー、じゃぁ8時ジャスト!
8時ぴったに電話するから
絶対出てよ〜!じゃーねー。」


アタシは急いで教室を出た。



「う、うん・・・。」


<あいつ怪しい、絶対俺に隠してる。>
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