切な連鎖ーセツナイレンサー
アタシは急いでトイレに戻り、
スタンバイしていた奈乃香と
バトンタッチをした。
「奈乃香、頑張れ!」
「うん。いってくんね。」
奈乃香はゆっくり歩いて
教室に向かっていった。
ガラガラガラ
「翔ちゃん・・・、よっ!」
「あぁ、奈乃香じゃん。
どーしたぁ?あ、塚、岡見てない?」
「へ?、あぁ、ハル?
わかんないや〜、ハハ。」
「そっか!で、どーしたの?」
「ウチ、ウチ・・・、す、、す、
すいか好きなんだ〜・・・
ハハハ・・・ハハ。」
「はぁぁ?どうしたの?
いきなり自己紹介?笑い
どっちかっていうと
すいかよりキウイフルーツ好きって
感じの顔じゃない?笑い」
「はぁ?どーゆー意味それ?笑い」
「さぁ〜?」
「翔ちゃん、ウチが言いたいのは
こんな事じゃなくてね?」
「だからなーに?」
「ウチ・・・、ウチ、ウチ翔ちゃんが好き!」