切な連鎖ーセツナイレンサー
▽小宮山
昨日の雨とは
がらりと変わって、
今日はぽかぽかな快晴。
アタシは昨日翔ちゃんに
借りた傘をちゃんともって、
教室に入った。
「ガラガラガラ」
入ったとたん・・・
「うわでた恒例の、笑い」
そこにいたのは、
みんなの前で1人コントを
開いていた小宮山の姿だった。
小宮山は、新しいネタが
できると全クラス回って
披露するという約束というか
決まりがなぜかできている。
ちょうどアタシのクラスで
新しいネタを披露していた
ところだったみたい。
「ありがとうございました〜。」
みんな爆笑。
(新ネタうけてるぢゃん。
やっぱ小宮山すげえな、笑い)
「あっ!ハル、おはちょり!」
「お、おはちょり、笑い。」
「昨日家でネタできたんだぁ♪
モノマネは諦めた、笑い」
「そうなの?楽しみだったのに。
あ!ていうか昨日のお笑いの
スペシャルみたぁ!?」
実はアタシもなかなか
お笑いが好きだ。
「ばっちり3時間丸々録画した♪」
「うわー、アタシあれさぁ
見るの忘れちゃったぁ〜、」
「まじかょぉ、ハルどんまい。
俺っちでビデオ見るか?」
「え!まじ?いいのぉ?」
(やったぁ、さすが天宮♪)