ねこの散歩道
「だっりぃ。何なんだ…あの女子は。たいして仲良くないくせに。腕組もうとしてきやがって。」
頭をかきながら、トモは教室に入ってきた。
ぶつぶつ文句を言っている。
今日はまた一段と機嫌が悪そう。
「トモおはよう。」
「おぉ〜、スルメ王子やっと来たんか。」
「アイちゃん、おはよ〜。…つーか、俺はスルメ野郎からスルメ王子に昇格したわけ?」
サユが言うには、「スルメ野郎って呼ぶとトモのファンから睨まれるからファンの子が周りにいるときはスルメ王子って呼んどくことにした」と言っていた。
…スルメ王子も微妙な気がするけど……。
「そういえばさ、トモは彼女いないの?」
「彼女?」
トモは彼女という単語を聞いて眉をピクッと動かした。
どうやら『彼女』はトモにとってNGワードみたいだ。
頭をかきながら、トモは教室に入ってきた。
ぶつぶつ文句を言っている。
今日はまた一段と機嫌が悪そう。
「トモおはよう。」
「おぉ〜、スルメ王子やっと来たんか。」
「アイちゃん、おはよ〜。…つーか、俺はスルメ野郎からスルメ王子に昇格したわけ?」
サユが言うには、「スルメ野郎って呼ぶとトモのファンから睨まれるからファンの子が周りにいるときはスルメ王子って呼んどくことにした」と言っていた。
…スルメ王子も微妙な気がするけど……。
「そういえばさ、トモは彼女いないの?」
「彼女?」
トモは彼女という単語を聞いて眉をピクッと動かした。
どうやら『彼女』はトモにとってNGワードみたいだ。