ねこの散歩道
「もしかして、おばあちゃんはキク?キクばぁちゃんちのアイちゃんかね!?」

「あ…うん。おばあちゃんは長谷川キクだけど…?」



なぜかおばあちゃんのことを知っているみたいだ。
しかもいきなりアイちゃんって呼んでくるし。


おばあちゃんの知り合い?




わたしはわけもわからず、笑顔の彼女を見つめた。


「ふ〜ん…へへへっ。アイちゃんだったんかぁ。久しぶりだねぇ。」



久しぶり?


「えっと……。」

知り合い?
いや、見たことない。
今日会ったばかりのはずだ。


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