阿呆彼女∞クール彼氏
とか言いつつ隣の席をチラ見してみる。
「…俺、やっぱ見てくる。」
俺は楠本に一言そう言い、気付かれないように教室を出た。
ったくほんま世話焼ける…。
どこにいるんかは大体分かる。
俺は途中自動販売機によってジュースを買い、屋上への階段をのぼる。
その時だった。
屋上の扉が開く。
鈴っ??そう思ったが、出てきたのは男だった。
男は俺に気づき、二ヤっと笑顔を浮かべた。
…こいつ、生徒会長だっけ??
…つーか俺ら以外にもここに出入りしている奴がいるなんて…。