阿呆彼女∞クール彼氏
オーディションsaid鈴音
「う~ん…。」
ある日あたしは教室でうなり声をあげていた。
剛の夢、応援するって言ったけど…。
あたしに何かできることってないんかぁ…??
彼女やのに何もしてあげられんってのはなんか悲しいやん…。
でも、阿保なあたしには考えても何も浮かばないわけで。
「…あーなんか久しぶりに脳働かせたから疲れたぁー。」
あたしは何気なく雑誌を広げた。
「…あ。」
海斗くん載ってる…。
改めて思うと、こんなすごい人がうちの学校にいるのって…なんかすごいな。