阿呆彼女∞クール彼氏





鈴は小動物みたいに俺について来る。






…あ~もう…。




お前はすぐそうやって俺の心をかき乱す。





本人は気づいてないやろうけどな。






俺は立ち止まり、鈴に手を差しのばす。





「ん。」




しかし鈴は”へっ?”と、何ともマヌケな顔で俺を眺めている。




「…手っ。」




俺は鈴の手をバッと握った。




…俺やてはずいんやからな…?










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