ラブチャンス
    《ガチャッ》


『すまん!遅れた!』

と言って走ってきたのが真希先輩。


これがお助け団。

これが私の恋を手伝ってくれる人達。


「まずは何から始めるんですか!?」


『そうだな…。晴菜の事、葵先輩は知ってるのか?』


「1回だけ話したことあるけど…覚えてないと思う。」


覚えてたら、嬉しいな。


『相手が晴菜の事知らなきゃ何も始まらねーな。』


たしかにそうだな。


「でもどうやって!?」


『レイ、葵先輩んとこ一緒に行ってやれ。』


「はーい!ほら、行こう?晴菜ちゃん!」


手をひっぱられた私は無理やり連れ去られた。


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