今夜もまた眠ることができないから俺たちはどこまでも走ることにした~マイケルタナカの爆笑恋愛エッセイ~
「よ、ようリサ。ガーリーも」
きっと
俺はこのドラマチックで
そしてなによりもスリリングな
まるで有名なハリウッドの映画の
シーンの登場を
一生忘れることはないだろう
リサの表情はこう言っている様に思えた
なぜマイケルは電柱に隠れていたのだろうかと
そしてもしかしたら
私たちはつけられていたのかもしれないと
でも俺にとってそんなことは
もうどうでも良くなってしまっていた
つまりこれがあの有名な
感情が思考に勝ってしまうという
ことなのかもしれない
いいか悪いかは別として
そ、そして
リサの口元が動いた・・・